デンマーク家具の魅力

デンマークは世界的に有名なデザイナーを数多く生み出しているデザイナー大国です。「デザインの聖地」とも呼ばれる首都・コペンハーゲンは、建物やインテリア、日常に使う雑貨まで美しいデザインが街並みに溶け込んでいます。

首都であるコペンハーゲンを少し離れると、組立ブロックのレゴで有名なレゴ・システム社が経営しているテーマパーク「レゴランド」があったり、森林地帯に歴代王室の古城が点在していたり、さらにはアンデルセンの生まれ故郷であるオーデンセという街の可愛らしい街並を見ることが出来たりと、雰囲気はまさにアンデルセン童話から飛び出してきたような美しい国です。

デンマークの知識

デンマークはユトランド半島を初め、シェラン島、フュン島などの400以上もある島々が集まっている国です。また、西は北海に、東はバルト海に面しているため海洋資源が豊富なことでも知られます。北欧家具のデザインに大きく影響を及ぼしているドイツと国境を接していることから北欧に入る最初の国として有名です。

地域的にはデンマーク領であるグリーンランドとフェロー諸島を除いた総面積が約4万3000km2あり、標高は高くなく、一番高い山でも標高173mのイディン・スコーブホイという山で、全体的に平坦でなだらかな土地が広がっています。

また、アンデルセン童話の著者としてしられるハンス・クリスチャン・アンデルセンがうまれた国として有名ですし、他にもコペンハーゲンに有名な遊園地チボリ公園があり、この遊園地をそのまま模倣した公園が岡山県の倉敷市に倉敷チボリ公園として存在していることからも、デンマークは日本人にとっても馴染みの深い国といえるでしょう。

また、現在のデンマーク文化や政治などに大きな影響を及ぼしたといわれる教育者であるニコライ・グルントヴィが提唱して普及している教育制度にフォルケホイスコーレという思想があるのですが、この思想は現在でも世界のフリースクール運動に大きな影響を及ぼしています。実際、日本の東海大学も、フォルケホイスコーレを教育理念として発足しています。

デンマークの家具

さて、北欧家具と言っても様々な特長があり、また、ヨーロッパ諸国のどの国から影響を受けたかによっても系統がわかれます。。例えばスウェーデンはネコ足など装飾的でフランスよりの作りをしていますし、一方デンマークは、バウハウスといったドイツの影響が見て取ることができます。デンマーク家具のよさは、バウハウスの無駄を無くした理念をうまく取り入れつつ、自国のデザインを作り上げたところにあるといえるでしょう。

シンプルで機能的なデンマークの50〜70年代の家具は特長がないのが特長だと言われることがあります。この時代に活躍したデンマーク出身のデザイナーは、ハンス・ J・ウェグナー、アルネ・ヤコブセンといった北欧家具を語る上で外せない有名なデザイナーばかりで、彼らはすべて、デンマーク近代家具デザインの父と呼ばれている偉大な職人、コーア・クリントンから教えを受けています。このクリントンの考え方は、デザイン重視ではなく「シンプルで、一般庶民が買うことができる量産家具を作る」というもので、クリントンは人体寸法や生活用品などから標準寸法を確立するなど、家具の世界に多くの功績を残したのはもちろんのこと、さらにそれを後世へ受け継ぎ、ウェグナーやヤコブセンなどの多くの弟子を育成し世の中に送り出しました。

そしてクリントンの教えを受けたデザイナーたちが才能を発揮しデザイナーとして活躍したのが50〜70年代なのです。この当時のデンマークでは、住宅事情があまりよくなく、ただでさえヨーロッパ人は体形が大柄なのに部屋も狭く、いかに空間を効率良く使うか、というところに工夫が求められる時代でした。この頃の北欧家具にはそのような考えが随所にみられ、ダイニングテーブルにはエクステンション付きで、普段は場所を取らないが来客時にはプラス4人くらいの席を設けられる工夫があったり、ブックケースなのに、食器棚としても使える設計になっており、さらにそこから天板が引き出せるようになっていてちょっとした書き物もできたりと、デザイナーたちがいかに創意工夫がしていたかがわかります。元々、使い勝手を重視しているので気持ちよく使え、装飾も限りなく少く作ってあったがために、現代ある家具に新たに加えても馴染みやすいのです。日本でこの時代のヴィンテージ家具が好まれるのわかりますね。

また、デンマークのヴィンテージ家具が人気を博している理由として、デザイン的に優れているというだけでなく、家具の素材に「チーク」が使われているということも1つの理由でしょう。この素材は水に強く丈夫で、年を重ねるごとに、紫外線の影響をうけて褐色に変化し、とても味のある色になっていきます。この味のある褐色はとても人気があり、この色がほしくてヴィンテージ家具を選ぶ人も多いのです。しかし、北欧家具にはチーク材家具が多く残されているのにもかかわらず、チークはデンマークに自生している木ではありません。ではなぜこんなにもチークが家具作りに使用されたのでしょう。

デンマーク家具の素材

ビンテージデンマーク家具の材には、チークとローズが主に使われています。しかしこのどちらの木もデンマークには自生していないため当時から、東南アジアから輸入をしていました。その理由としてはデンマークはもともとバイキング文化があり造船を盛んに行っていました。その時に使われていた材が、強度があり、水に強いチークだったというわけです。このような歴史的な背景があり、チークやローズがよく入ってくる土壌が出来ていたということが、家具にもチークが使われることが多かった理由なのです。とはいえこのチークは現在でも、高級材です。中古の北欧家具を探しているという人の中には、北欧家具はすべて無垢(一枚板)で作られていると思っている人もいるようですが、それほど高級な材を使えないため、足の部分など無垢でなくてはいけないところ以外は、芯材の表面に薄くしたチークを張り合わせて作っているということが多いのです。

チークの特徴としては硬いうえに加工がしやすく、害虫にも強いため、家具の材としては最適といえます。また、この材は年月を重ねてくると紫外線の影響を受けて褐色が増してきますが、この色合いが好きでわざわざ中古の北欧家具を探す人も多いぐらいよい色合いをだします。新しい北欧家具でも染料を塗ったり、することで色の調整はできますが、長い年月をかけて変化した褐色には勝てません。また、時間が経つと、木に含まれている油分がしみ出すことによってツヤが増し、さらに耐久性が高いのも特長です。

そして、もうひとつの材であるローズの特徴は、木に含まれる油成分にバラのような良い香りがするのが特徴で、これが名前の由来と言われています。この材は磨くと美しい光沢が出てくる上質の材で、やはりこちらも高級素材となります。50年代まではブラジリアンローズというブラジルからの輸入品を使った家具も存在したのですが、現在では、植物保護のために伐採と輸出が禁止されています。そして以降はブラジリアンローズを使った家具はほとんどないため、ヴィンテージとしての価値が高まっています。

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Last update:2016/2/4


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